ドライアイスマンブログ

卒団記念試合⚽

北陸ドライアイス洗浄センターの村上 昌洋です。

小松北フットボールクラブ39期生が卒団していきました😢

サッカー卒団記念試合――。
39期生 小松北フットボールクラブの子どもたちが、泥だらけになりながらも最後まで全力でボールを追いかけた。冷たい風の中、笑顔も涙も混じったグラウンドに、6年間の思い出がにじんでいた。

思い返せば、スタートはたった2人だった。人数が足りず、試合に出ることもままならず、下の学年から助っ人を借りて試合に臨んだ日もあった。それでもコツコツと練習を続け、仲間が少しずつ増え、六年生になってようやく8人。自分たちだけで試合ができるチームになった。

技術だって、勝率だって、決して胸を張れるものではなかったかもしれない。でもこのチームには、結果では測れない大切なものがあった。
それは「仲間」と呼べる存在だ。

試合に勝てなくて悔し涙を流した日もあった。うまくいかずにボールを追いかける足が止まりそうになったこともあった。それでも、どんな時も声をかけ合い、励まし合い、支え合ってきた。
「次こそは!」と、何度も何度も顔を上げてきた。
それがこのチームの強さだった。

どんなに苦しくても、ボールを追う背中には諦めない心があった。グラウンドの片隅で小さな声で笑い合い、帰り道に今日のプレーを振り返る日常。それが、当たり前のようで、かけがえのない時間だったことに、卒団の日になってようやく気づく。

サッカーを通じて出会えた仲間たち。勝ち負けを超えて、一緒に笑い合い、悔しがり、励まし合ってきた時間こそが、この6年間の宝物だ。

今日の試合、泥だらけになったユニフォームは、頑張った証だ。雨で滑るピッチでも、寒さでかじかんだ手でも、最後のホイッスルが鳴るまで走り切った。
ボールを蹴る音。仲間の呼ぶ声。指導してくれたコーチの声。応援してくれた家族の声。
全部が、このチームの物語。

人数が少ないからこそ、ひとりひとりの存在がどれほど大きいかを知った。
うまくいかない時こそ、心をひとつにする大切さを知った。
何気ない一日が、どれほど特別なものだったか、今ならわかる。

強くはないチームだったかもしれない。けれど、自分たちだけの歴史がここにある。
今日まで支えてくれた全ての人へ、心からありがとう。

そして、これからもずっと「仲間」であることに変わりはない。
小松北フットボールクラブ39期生。この場所で出会えた奇跡を胸に、次のステージへいって頑張って欲しいです。