息子の「行きたい」から始まった、奈良→京都
奈良から京都駅へ。
息子の一言がきっかけでした。
「京都駅、行きたい」
理由を聞くと、はっきりした答えは返ってこない。
建設コースに通っているので、てっきり「京都駅の構造が気になるんやろな」と、親の都合のいい解釈をしていました。
久しぶりに降り立った京都駅は、想像以上の人、人、人。
しかも、見渡す限り外国の方ばかり。
「ここ日本やんな?」と、思わず心の中でつぶやいてしまうほどでした。
どこへ行っても観光地はこんなもんだなぁ。
そう思いながらも、せっかく来たからと気持ちを切り替え、京都駅を歩き始めました。


京都駅スカイウォークと、まさかの“NiziU”
まずはスカイウォークへ。
高い場所から見下ろす京都駅は、やっぱり迫力があります。
鉄骨むき出しの構造、大きな吹き抜け、行き交う人の流れ。
仕事柄、どうしても「どうやって造ってるんやろ」「この構造、よう考えてあるな」と目が行ってしまう。
「ほら、ここすごない?」
そう声をかけてみたものの、息子の反応はいまひとつ。
よくよく話を聞くと、気になっていたのは建物ではなく、NiziU。
…そっちかい、と心の中でツッコミ。
でも、その姿がなんだか微笑ましかった。
自分も昔は、親が何を言おうと興味のあるものしか見ていなかった。
そう思うと、時代は違えど、親子って似たようなもんだなと感じました。
人の多さに少し疲れながらも、
「来てよかったな」と思えたのは、そんな何気ないやりとりがあったからかもしれません。
長女のリクエスト、京都タワーで見た“つかの間の夢”
京都駅を満喫したあとは、長女のリクエストで京都タワーへ。
ちょうどアニメとのコラボ中でしたが、
正直、おじさんにはまったくわからないアニメ。
「へぇ〜」と相づちを打ちながら、完全に置いていかれていました(笑)。
それでもエレベーターで上に上がり、展望室に出た瞬間、思わず声が出ました。
夜景が、想像以上にきれいだった。
京都の街が静かに広がり、光が点々とつながっている。
実は、京都タワーに登るのは今回が初めて。
「タワーやし、まぁそんなもんやろ」と、どこかで甘く見ていました。
でも実際に見ると、
「こんなにきれいに見えるんや」と素直に感動しました。
子どもたちはそれぞれ写真を撮り、景色を楽しんでいる。
その姿を少し離れたところから眺めながら、
なんとも言えない“夢みたいな時間”だなと思いました。
長くはない、ほんのつかの間の時間。
でも、こういう時間があるから、また日常を頑張れる。
息子と娘、それぞれのリクエストに応えた日。
人だらけで疲れもしましたが、
それ以上に「いい時間やったな」と心に残る旅です。
また次は、誰の一言から、どこへ行くんやろうか。
そんなことを考えながら、京都の夜をあとにしました。


