ドライアイスマンブログ

時をこえて、家族と歩く旅路へ──熊野と白浜で見つけた心の風景

24年ぶりの場所へ向かう深夜ドライブ

6年ぶりの家族旅行。
思えばコロナ前にどこかへ行ったのが最後で、「旅行らしい旅行」からはだいぶ遠ざかっていました。

久しぶりに「家族5人+1匹」がそろい、同じ方向を向いて車に乗る──それだけで、なんだか嬉しい。

ひとり運転席でそんな気持ちを噛みしめながら、関西方面を目指しました。

目的地は、僕たち夫婦が結婚する前に訪れた熊野本宮大社
「もう一度行ってみたい」という家族の希望で決まった行き先ですが、よく考えればあれから24年。自分の記憶がどれほど曖昧になっているのかも気になるところです。

3連休の混雑を避けるため、夜中に出発して朝に到着する作戦に。高速道路のすき間を縫うように進みながら、ふと後ろを見ると、毛布に包まった子どもたちと寝息を立てるワンコ。

「ああ、こういう時間が、あと何回あるんやろうな…」

そんな思いがよぎったのは、きっと年齢を重ねたせいでしょうか。

熊野本宮大社で感じた“あの風”と、白浜でよみがえる青春

朝方、熊野本宮大社へ到着。
「こんな感じやったっけ?」と心の中でつぶやきましたが、当然です。24年も経てば景色も記憶も変わってしまいます。

でも、変わらない空気のようなものが確かにそこにありました。

家族5人そろって参拝。
その瞬間、なぜか自分だけにスッと風が吹いたんです。
「ん?なんや今の?」と思って家族に聞いてみると、「あ、私らは感じてない」と全員同じ反応。

不思議でしたが、でも妙に納得もいく。
これまでの24年、仕事も家族も、いろんなことがあったけど、今日こうして全員そろってここに立っている。

その積み重ねを祝福してくれるような、そんな風だった気がします。

参拝を終えると、次は子どもたちのリクエストで白浜へ。
白浜といえば…僕の青春真っ只中の場所

29年前、男20人で車5台を連ねて行ったあの白浜。
砂浜を駆け回り、夜は無駄に語り合い、眠気と戦いながら帰ったあの頃。

到着した瞬間、「うわ、懐かしい…」と胸がぎゅっとして、ふと横を見ると、今度は自分の家族が笑顔でそこにいる。
あの頃の友人たちと同じくらい、いや、もっと大切にしたい存在が今ここにいるんやなぁ…

そう思ったら、胸の奥がじんわり熱くなりました。

家族と歩く“今”の旅路、そしてこれから

6年ぶりの家族旅行は、思い出巡りのようでいて、実は“今の自分”を確かめる旅でもありました。

24年前、結婚前に訪れた熊野。
29年前、青春を過ごした白浜。

その全部を抱えたまま、僕は今、家族5人+1匹の父親として同じ場所を歩いている
その事実だけで胸がいっぱいになりました。

子どもたちはどんどん大きくなり、家族全員で動ける時間は確実に減っていく。

だからこそ、こうしてみんなで過ごせる旅が、これまで以上に貴重に感じます。

今回の旅は、派手なイベントがあったわけではありません。
でも、風が吹いた瞬間のように、心がスッと軽くなる出来事がたくさんありました。

家族が笑ってくれること。
みんなが元気でいてくれること。
それだけで十分なんやと、改めて気づかされた旅でした。

これからも仕事に全力で向き合いながら、家族との時間も大切にしていきたい。
そんな気持ちを持ち帰って、また日常に戻ってきています。

読んでいただき、いつもありがとうございます。
これからも“村上昌洋らしさ”を知ってもらえるような日常を、飾らずに綴っていきたいと思います。

まだまだ旅のブログは続きます(笑)